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亞北ネル、弱音ハク、はちゅねミク、KAIKOetcのボカロ亜種、 マスターなど、ボカロ以外がメインのSSはこちらに。 亜種に関しましては、ピアプロや個人サイトのものも含めますと数が正確に把握できないほどになりますので、 ある程度の知名度やニコニコでの出生のはっきりしているもの、曲がupされているものに限らせて頂きます。 例:ほぼ公認状態のネル、ハク、はちゅね/調声により、女性声になったKAITO=KAIKO、男性声になったMEIKO=MEITO等 また、楽曲から派生した独自の世界観をもつボカロキャラSSもこちらにお願いします。 例:卑怯戦隊うろたんだー、カンタレラのボカロジア兄妹、悪ノシリーズの王女、召使、青い人、緑の女、赤い女騎士……etc 悪ノ召使~誰も知らない物語~ 弱音に飽きた、雪の夕暮れ/卑怯戦隊うろたんだー 毎●放送版うろたんだー1話「うろたんだー、地上に立つ!」 絵空事/悪ノシリーズ二次創作 ボカロで御題。皆で御題。
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モモンガマンとは 掲示板サイト、2ちゃんねるの中でシリーズ化している知る人ぞ知るSS作者である。言うなれば金字塔である。 キン肉マンや遊戯王を彷彿とさせる内容であったり、 寝ずに長時間書いていたと思ったら急に寝落ちしてを繰り返して完走したりと、 その濃い本人のキャラクターも相まってシリーズものと認識されがちであるが 一話明ければ死んだキャラが容易に生き返るミラクルを頻繁に行うことから 一部では彼を生命がかつて黄泉にあったことを示す哲学短編著者と捉えている。 モモンガマンSSはいまや数知れず―――― このwikiにつきましては モモンガマンを普及させ情報を募り埋もれたSSを集めようという趣旨
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494 :第三帝国:2012/02/21(火) 20 32 41 ネタSS~世界線変動率200%の世界 「はぁ・・・」 質素ながら上品な一室で、黒と銀の礼装で身を固めた男たちに混じり、 白に金ボタンの礼装に身を包んだ少女(?)こと嶋田××元帥が憂鬱なため息をつく。 その姿は毎度毎度おちょこって来る変態どもに対して疲れたものでもなく、 また第二次世界大戦、そして銀河をめぐる戦争を指導してきた人物には似合わない、深刻なものであった。 「しっかり気を保て、嶋田。 この程度のことなんて書類仕事よりもたやすいだろう」 落ち込む嶋田に励ますように述べる親友の山本大将。 「いや、ヤマモト閣下。 シマダ閣下がああなるのは無理もない。 我々だとて今日起こるであろうイベントが未だ悪い夢でも見ているのではないかと信じたい程だからな」 夢幻会内では「リアルインチキおじさん」 と言われている芸術提督ことメックリンガー上級大将が冷や汗をかきながら答える。 その言葉にウンウン、と幾人かが頷き同意を示した。 「メックリンガー提督、卿はまだそんな風に捉えているのか? これは両国の平和を象徴する重要な出来事ゆえに、この奇跡を祝福すべきではないか」 どんよりした空気を払うべく、 前向きな新人社員気質なミュラー提督が先輩方にいい加減現実を直視しろと促す。 だが、「へんじがない、ただのしかばねのようだ」と呟きたくなるような静けさを以て彼の問いかけに答えた。 「ほう、それはこの俺に対しても言えることなのか?」 「ろ、ロイエンタール元帥」 女を誑しては止まない美貌を持つ帝国の元帥閣下こと、 ロイエンタール元帥はいつもの冷静な態度ななく、ゲンナリとした空気を纏っていた。 しかも眼の下にはクマがあり、せっかくの色男が台無しである。 「卿はいいだろうな、自前の艦隊の世話だけを考えればいいのだから。 だが俺やミッターマイヤーは元帥なんて称号をもらって以来、 全宇宙艦隊の管理から始まり連日連夜の政策会議、果てはニホンとの外交交渉でタンクベットを往復する日々だからな」 憂鬱な空気を吐き出すロイエンタールにミュラーは思わず後退してしまう。 余談ながら、某種なしは現在タンクベットで休養中である。 「だが、それはいい。 その程度のことは後でカイザーに文句を言うくらいで俺の矜持は我慢できる だが、だがなぜこの俺がツジとオーベルシュタインの結婚式で祝辞を読まなければならないのだ!!!」 そう吐き捨てるように叫んでから、 この世を恨むように再度大きくため息をついた。 「くそ、こんなことなら叛乱でもすべきだったか? いや、だめだこの程度で叛乱を起こすなど俺の器が疑われる上に、それを計算した奴らの手のひらで踊るようなものだ あの男と女の葬儀でもっともらしい事をいいながら内心で舌を出すのが俺の夢であったのだが・・・マインカイザーは・・・」 「げ、元帥」 嗚咽と共に流れ出した男涙にミュラーはドン引きである。 しかしミュラーのような一般的な反応は少数派のようで周囲の人間、 特に帝国側はロンエンタールに同調するように涙を流し出す人間が後を絶たず部屋はさながら葬儀会場のようになった。 なお司会役を押し付けられ、同じく祝辞を言わなければならないオフレッサーとビッテンフェルトの脳筋コンビに至っては号泣している。 495 :第三帝国:2012/02/21(火) 20 34 38 「えらい嫌われているな、おい」 「あーうんそうだな」 あの義眼がそこまで嫌なのかよ、と山本、嶋田の2人は絶句する。 とはいえ、嘆きはしなかったが辻の辞職と電撃結婚は日本政府内でパニックをもたらし、 そのさいに、周囲から「親友であるおまえが真意を確認しろ」等と訳のわからない事を言われ、なおかつ厄介事を押し付けられて、 あの辻が、あの辻が(大事なので2度いいました)それこそ乙女な反応をしてしばらく幽体離脱状態(電脳的に)になったものだ、 と嶋田は帝国側の惨場を遠くを見るような眼で観察した。 「時間よ!!・・・てっ、何をしているのかしら?」 ツンデレ至上主義者だったせいか黒髪ル○ズとして転生を果たした富永中将が部屋の惨場に顔面を引きつらせる。 まあ、結婚式だと言うのにむさい男どもが揃いもそろって葬式かのごとく男涙を流す状況を理解しろという方が無理かもしれない。 「ロイエンタール・・・」 「遅いじゃないか、ミッターマイヤー・・・」 富永中将の後ろにいる親友の言葉にロイエンタールは力なく答える。 ミッターマイヤーは親友の状態に気付いており、できれば自らの口で言いたくはなかったが残酷な現実を告げる。 「そろそろ、オーベルシュタインの結婚式が始まるぞ」 「・・・ああ、そうか。では逝くとしよう」 よろけながらロイエンタール、 ならびに帝国側陣営は幽霊のごとく立ちあがり、日本と戦争をした時以上の覚悟をもって会場へと足を運んだ。 その後、帝国将官たちは新婦と新郎を呪いながら酒を飲んだそうだ。
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第三回放送までの本編SS 【日中】 NO. タイトル 作者 登場人物 121 分身出来ると思った?残念枯れちゃいました! ◆OmtW54r7Tc バラゴ 122 温度差 ◆gry038wOvE 涼村暁、黒岩省吾、西条凪、石堀光彦、ゴ・ガドル・バ 123 You make me happy 蒼乃美希、天道あかね 124 ポイ捨てはやめましょう 溝呂木眞也 125 届かない、M/─僕はここにいる─届かない、M/ Nothing Lasts ForeverEにさよなら/仮面ライダー!あなたたちを忘れません!!Eにさよなら/龍道(ドラゴンロード) 大道克己、一条薫、響良牙、花咲つぼみ、村雨良、冴島鋼牙 126 放送と悲しみとそれぞれの想い御大将出陣 ◆OmtW54r7Tc 左翔太郎、佐倉杏子、梅盛源太、アインハルト・ストラトス、明堂院いつき、血祭ドウコク 128 あっ人間が焦げる!電撃怪人出現 ◆gry038wOvE 沖一也、ン・ダグバ・ゼバ 130 運命の鳥(前編)運命の鳥(後編) ◆7pf62HiyTE 天道あかね 131 悲しみの放送! 想いを忘れないで!! ◆IdwfK41Ttg 一文字隼人、桃園ラブ 132 人形遣いと少女 ◆gry038wOvE 孤門一輝、高町ヴィヴィオ、ダークプリキュア 133 崩落の呼び声 ◆OmtW54r7Tc モロトフ 134 Uに一人だけの/ダグバの世界Uに一人だけの/COSMO BLAZER ◆7pf62HiyTE 沖一也、ン・ダグバ・ゼバ、モロトフ 137 街角軍記 ◆gry038wOvE 梅盛源太、アインハルト・ストラトス、明堂院いつき、左翔太郎、佐倉杏子、血祭ドウコク、蒼乃美希 140 Lの雄叫び/逃避 ◆OmtW54r7Tc 冴島鋼牙、花咲つぼみ、泉京水、相羽タカヤ 【午後】 NO. タイトル 作者 登場人物 129 復讐の美学 ◆gry038wOvE バラゴ 135 死神の祭典(第1楽章 悪魔の祝宴)死神の祭典(第2楽章 戦場にて)死神の祭典(第3楽章 超光の祝福) ◆7pf62HiyTE 石堀光彦、西条凪、溝呂木眞也、ゴ・ガドル・バ、涼村暁、黒岩省吾 136 Another ◆OmtW54r7Tc 結城丈二、涼邑零 138 A New Hero? ◆gry038wOvE 一条薫、響良牙 139 地球に生きる僕らが奇跡未来予報はいつも晴れ モロトフ、一文字隼人、桃園ラブ、天道あかね、涼村暁 142 Jなき戦い/殺戮者─ジェノサイダー─Jなき戦い/夢想者─デイ・ドリーム・ビリーバー─ 石堀光彦、西条凪、溝呂木眞也、ゴ・ガドル・バ、黒岩省吾 144 金の心を持つ男 沖一也 145 赤く熱い鼓動(前編)赤く熱い鼓動(中編)赤く熱い鼓動(後編) 佐倉杏子、左翔太郎、血祭ドウコク 147 終わらない戦い。その名は仮面舞踏会(マスカレード) ◆LuuKRM2PEg 冴島鋼牙、花咲つぼみ、一条薫、響良牙、相羽タカヤ、泉京水、バラゴ 152 Aが求めるもの/やがて怪物という名の雨Aが求めるもの/悪魔のしっぽ ◆7pf62HiyTE 黒岩省吾、天道あかね 153 確認 ◆p/mj97JjWE ゴ・ガドル・バ、石堀光彦、西条凪 155 騎士 ◆gry038wOvE 冴島鋼牙、相羽タカヤ、バラゴ 【夕方】 NO. タイトル 作者 登場人物 141 仮面劇のヒーローを告訴しろ ◆gry038wOvE 結城丈二、涼邑零 143 解放されしライジングドラゴン ン・ダグバ・ゼバ 146 Bad City 1 Shape of my HeartBad City 2 Power of ShineBad City 3 Ghost in the ShellBad City 4 I Don’t Want to Miss a ThingBad City 5 星を継ぐ者-Shooting Star- 蒼乃美希、明堂院いつき、アインハルト・ストラトス、梅盛源太、沖一也、高町ヴィヴィオ、孤門一輝、ダークプリキュア 148 悲劇の泉でやりたい放題です! 花咲つぼみ、一条薫、響良牙 149 幾千光年孤独 血祭ドウコク 150 暁とラブ 胸に抱く誓い! ◆LuuKRM2PEg 桃園ラブ、涼村暁 151 フィリップ少年の事件簿 謎の幽霊警察署殺人事件 ◆OmtW54r7Tc 孤門一輝、高町ヴィヴィオ、沖一也、明道院いつき、蒼乃美希、左翔太郎、佐倉杏子 154 暁の決意!決着は俺がつける!! 涼村暁、桃園ラブ、石堀光彦、西条凪 156 哀しみの泣き声、ふしぎな宝石を見つけました!!悲しい叫び声、明かされる真実です!!響く歌声、空色の約束を交わします!! ◆7pf62HiyTE 響良牙、花咲つぼみ、一条薫 157 ひかりのまち(前編)ひかりのまち(後編) ◆gry038wOvE 涼村暁、桃園ラブ、石堀光彦、西条凪、ン・ダグバ・ゼバ 【第三回放送】 NO. タイトル 作者 登場人物 158 第三回放送X ◆gry038wOvE ゴハット、加頭順、吉良沢優、サラマンダー男爵、ラ・バルバ・デ、ラ・ドルド・グ、脂目マンプク、美国織莉子、アリシア・テスタロッサ、プレシア・テスタロッサ、ニードル 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで ゲーム終了まで
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●1回目のお出かけ 舞園さんと食堂にやってきた。 普段は、みんなで揃って過ごす事も多い場所だけど… 今は、ボク達の他に人影はないみたいだ。 2人でやってきたきっかけは些細なことだ。 それは舞園さんが「よかったら、いっしょにお話しませんか?」と言ったからだ。 今日、ボク達は教室でモノクマのスペアを作るための素材を集めていた。 どの場所を誰が担当するかなどは、石丸クンが割り振っているが、 今日、ボク達はたまたま一緒の場所を調べたんだ。 そして、それが終わって、一緒にお疲れ様を言うために 2人で食堂にやって来たんだ。 他の人達もいるかな? と思ったけど、今日はまだ誰も来ていない。 もしかしたら、みんなで娯楽室にでも遊びに行っちゃったのかも。 「うーん、私たち2人で貸切ですね!」 舞園さんがニコニコとボクの方を見て、 ボクに視線を送ってくる。 見ているだけで、ボーっとしてしまうような穏やかな笑顔。 玄関前で自己紹介したときも感じたけど、見れば見るほどきれいだな。 「そ、そうみたいだね」 ……けど、舞園さんはボクと同じ中学校だったことも覚えてないだろうなぁ。 ひそかに舞園さんと同じ中学校だったことが、平凡なボクの数少ない自慢なんだけど……。 そんなボクの様子を見て、舞園さんは怪訝な顔をした。 「苗木君?」 小首をかしげるしぐさに、ドキリとしたボクは思わず、早口で言ってしまう。 「えぇっと、何を話そうか?」 舞園さんはきょとんとした顔をする。 「えーっと…そうですね… 何を話しましょうか?」 「「………………」」 「こ、困っちゃいましたね」 舞園さんのフォローの言葉に対して、思わず、ボクは無言になってしまう。 そもそもボクと彼女の共通点ってあるんだろうか? 舞園さんにとって、ボクなんてその他大勢で…… 「あのですね……」 「えぇっと……」 その後、ボク達はなんとも空々しい会話を繰り返した。 その中で分かった事はせいぜい次のようなことくらいだ。 「時間を潰すって、なかなか大変なんですね」 「ここに来て気が付いたんですけど、 私、時間を潰すのが苦手みたいで…」 「いつも忙しかったせいか、 やり方を忘れちゃったみたいです」 そう言うと、舞園さんはどこか悲しそうに笑った。 一緒に教室で作業していたときも、思ったのだけど、 舞園さんにはどこか焦りと心配事があるみたいだった。 ・・・ 今もいつかどこかで見たように…… 悲痛な顔をしている。 ……どこか? ――それなのに、こんな所に閉じこめられて…… ――こうしている間にも、 ――私は……私たちは、 ――どんどん世間から忘れられてしまう…… 頭の中を何かが過った。 言葉ではなく、感情が揺さぶられるような何かがボクの心を揺さぶった。 「それじゃ、私は先に行きますね」 舞園さんは会話を打ち切り、 笑顔で立ち去ろうとした。 思わず、ボクは立ち上がり――言った。 「そういえば、ボクも同じ中学校だったんだ!」 「……え?」 舞園さんは何か意外なことを聞いたかのように、 わずかに開けた口元に手をあてた。 そして、舞園さんは言った。 「根黒六中ですよね?」 「う、うん」 「うふふ……もちろん知ってますよ」 「え?」 舞園さんは今までの笑顔がまるで嘘のように 嬉しそうに話し始めた。 「もしかして、苗木君? 私が苗木君のことを 覚えていないと思っていたんですか!?」 「え……。だって、ボクはそんなに目立たないし」 「ひどい! ひどいです! 苗木君!?」 「えーっ!?」 「私をそんな薄情な人だと思ってたんですね!?」 「そ、そんなことないよ」 「ひどいです、グス……」 「な、泣かないで、舞園さん!」 舞園さんが目に手をあてて、泣き声をあげはじめたので ボクは思わず駈け寄ってしまった。 しかし…… 「なんて、冗談ですよ」 駆け寄ったところで、満面の笑みを見せられた。 思わず、ボクの心臓が沸騰するかのように高鳴った。 「舞園さん……」 「くすくす……ごめんなさい。苗木君。からかっちゃいました」 舞園さんは目を細めてこちらを見ている。 やはり、とても嬉しそうだ。 朗らかで、穏やかで、とっても――。 「けど、苗木君。ひどいのはひどいと思いますよ」 「え……そうかな? 「はい! 思わず、私、忘れられちゃったんだと思いました――」 舞園さんの瞳がわずかにうるんでる。 「……忘れれるわけないよ。舞園さんは中学校のときから有名人だったんだし むしろ、なんで舞園さんがクラスが一緒になったこともないボクのことを 覚えているのかのほうが驚きだよ」 「うーん……内緒です」 「え?」 「今度は苗木君が考える番ですよ!」 「えーっ!?」 舞園さんはくすくすと笑って言った。 「じゃあ、また、明日! 朝食のときに!」 舞園さんはそう言うと、スタスタと食堂のドアのところまで歩いていく。 ……宿題ってことかな? ボクがそう思って苦笑しながら頬をかいていると……。 「けど、本当に良かったと思ってますよ」 急に、舞園さんは振り返り、ボクへ向かって言った。 「苗木君が私のことを覚えていてくれて……」 にっこりと笑って言った。 振り返った舞園さんの笑顔は、今までボクが見た 誰のどんな笑顔よりも輝いていていた。 「これからはいっぱい一緒に朝ごはんを食べましょうね!」
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ラーメン探偵・真野事実 ■キャラクター名:ラーメン探偵・真野事実 ■キャラクター名読み:らーめんたんてい・まのしんじつ ■性別:男性 応援画像 キャラクター設定 キャラクター設定20代後半の青年。中肉中背。 若手ラーメン職人の登竜門「M1グランプリ」に優勝するも 『一人一人に合ったラーメンを届ける』というスタンスが 業界に受け入れられず追放の目に合ったラーメンの麒麟児に してラーメン業界の異端児。 現在は神田の台湾料理屋「白蘭」に居候しつつ、ラーメン 探偵として人々を助けるために魔都をハートボイルに奔走している。 飄々としているが確かな情熱の持主。 普段から探偵服に探偵帽姿。10年前家を出奔して以来、 父方の旧姓を名乗っている(注:なので厳密には真野一族ではない) 動機 ある日、彼の元に大会本部より一通の招待状が届く。 そこには大会への出場要請と共に謎の死を遂げた父に関する情報を 匂わす文が含まれていた…真野はその真相と真意を確かめるべく 大会に参加を決意する。 戦闘スタイル 技術体系「ラーメン」に精密動作を可能とする「英語」を組み合わせた ハイブリット格闘術を用いる。「速い、上手い、なんか卑怯」の ラーメン3倍段を実現したため、各方面から苦情を受けた。 英検の最終段位は学生時代当時の3段。 一人称:私 語尾:だ。だな 身体スキル:【英検Lv.3】【探偵LV2】 知的スキル:【調理Lv.4】【探偵LV2】 固有スキル:【La Amen[魔]】 台詞 「探偵、それは―真実(ラーメン)の配達人―。」 「己がLa Amenに誓って」 所持装備「オカモチ」(割と常時) 守って良し、殴って良しの持ち運びに便利な四角い箱。割と無口。 ここからラーメンを取り出す。 「アタッシュケース」(レア) 持ち運びに便利な箱。商売道具が色々詰まった親の形見の品。 「サイドカー付きバイク」(移動手段) 客に真実(ラーメン)を届けるために使う彼の愛車。 「それ、探偵業じゃなくて単なる出前なんじゃね」とか言ってはいけない。 特殊能力:『“La Amen”』 変化(へんげ)能力。 属性:「聖」 タイプ:着想および着装 高速で物質・精神をコピー&ペーストすることで原子レベルでその性質を転換。 着装(想)することで自身の望む姿・職種に「成る」ことができる。 事実は英語特有の精密動作をラーメンに転用することにより、この技を実現した。 カメラマンならカメラ、野球選手ならバット程度の所有はできるが、 重火器やチェンソーなど複雑で大型の物はオプション所有出来ない。 衣装だけでなく実際にその姿に関連したスキルも向上する。ただし強弱は有り 「場」に相応しい衣装を「着る」ほど強くなる傾向がある。 空気読んだ用法が吉。 よく判らない人は『LA AMEN』=『ハニーフラッシュ☆(だだし野郎なのであまり嬉しくない)』とお読み替えください。 対象は自分のみ。他人の姿(装)を変えることはできないが、真野はラーメンを 通じ、他人に真実(想)を届けることはできる。それが彼のラーメン哲学なのだ。 **** “La Amen”とは? La Amenとはラーメンの起源とされる言葉で、古代ヘブライ語で「その通り」 「万物流転」などを意味する。 それが様々な文化融合を行いつつ極東の地にて現在のラーメンの形になった。 真野事実のラーメンはその意味で原点回帰的な存在といえ、彼の名の通り飽くなき 真実への探求心から生まれいでたラーメンといえる。 (「ラーメン戦士烈伝」vol3より抜粋) このキャラクターを彩る物語 プロローグSS 投稿した幕間 インタビュー・ウィズ・スズハラ【第二回戦前幕間】 幕間SS『名探偵・負け犬たちのサーカス』OP【第二回戦前幕間】 『名探偵、負け犬達のサーカス』【決勝戦前幕間】 とある人物のエピローグその1または、某能力に対する追加推察【決勝戦前幕間】 登場する幕間 異世界人ゾルテリアの挑戦ソシーズ カップラーメン編【第一回戦前幕間】 幕間SS・『探偵』は推理する生物である【第一回戦前幕間】 ドキ! 男だらけの温泉大会~コロシもあるよ~【第二回戦前幕間】 ネタに詰まったら学園化しとけ【第二回戦前幕間】 ダンゲロスSS3 XENOGLOSSIA【第二回戦前幕間】 黄樺地セニオエピローグ:世界の合言葉はチャラ男【エキシビジョン以降幕間】 弓島由一 前のキャラクター|次のキャラクター 冷泉院 拾翠
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ここでは、部員が撮影したスクリーンショットを載せています。 この@wikiにログインしている方のみ編集が可能です。 タイトル:(タイトル名 投稿者:(投稿者名) 投稿日時****/**/** refファイル名.ファイル拡張子) コメント ↑見本です。コピーして使うもよし、自分で丸写しするのもよし。ご自由にお使い下さい。 タイトル:RapidService 113 投稿者:フライング東上 投稿日時2011/05/09 時速120kmで爆走する113系快速列車をイメージしました(爆
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幕間SS『名探偵・負け犬たちのサーカス』OP =========CHAPTER1『名探偵・負け犬たちのサーカス』=========== ―探偵、それは真実の配達人― どこからか遠くで口笛の音が聞こえた。 次の瞬間―あたしは不意の睡魔に意識を失った― ◆◆◆ 偽名探偵こまねが目を開けると彼女は見知らぬ密室にいた。 ―動けない。 彼女は自分が身体を固定されている状態なのを認識すると薄らと眼を開け その眠たげなまなこを右に左にと視野の届く範囲で走らせた。 薄暗い小部屋。 物置のような印象だが、調度品はほとんどなさそう。 出入り口も見える範囲では見受けられない。部屋の奥には何か踊り場。 左右に雪洞、中央にあれはマイクか?なにかステージのようなものが存在する。 「…。」 次に自身の記憶をたどる。 たしか自分は世界大会1回戦に出場するために朝方、事務所を出たはずだ。 その後… うーん、そこからの記憶が見事に途切れている。どうしてこうなった。 最後に縛られ後ろに回ったままの手首に少し力を入れてみる。足は縛られていない。 (ガチガチだね、これ力づくでは無理か) 推測含む、まとめ。 現在、自分は見知らぬ部屋で後ろ手をロープで結ばれ椅子に縛られにさせられている。 連れ込まれた記憶はない。 「これは拉致られたんだねぇー……って、あれれれれ、なんで?」 発した自身の呟きに驚き、思わず疑問符の叫びを上げるこまね。 自分の声が”聞き取れた”のだ。なんでシャボン玉が出ないのかと。 音をシャボン玉に替える自分の魔人能力『音玉』が発動しなかったのだ。 「君の今の状態では能力は使えない。」 回答は即、真後ろからあった。抑揚のない落ち着いた男性の声だった。 声の位置からして自分と同じ椅子に座っている印象がする。声の向きは 彼女とは反対方向。距離は60~70cmくらいか。 ということは自分達は部屋の真ん中ほぼ中央に背をむきあわせて座っている ことになるだろうか。で、この声の主は…っと、MY脳検索実地。 なるー色々合点した。 「ちょっとねー。今振りむけない状態なのでこのまま御挨拶するねー。 あたしは偽名探偵こまねだねー、貴方は?」 「私は事実だ。」 男からは端的な答えが返ってきた。 うん、やはり、まの・じじつさん、今回の対戦相手の真野事実さんだ。 声を直で聞くのは初めてだけど、本人で間違えない。 可能な限り参加者の声は集めておいたのが地味に役に立ったわけだ。 そして彼もまた探偵。。 「mm…探偵が二人して捕まっちゃいましたね。」 「自分は縛られているが、捕まってはいないとだけいっておこう。」 「それって単なる強がりじゃ。」 「君はこの事態に悲鳴をあげていない。なら私もだ。ハードボイルドも探偵の一要素だろう。」 「???」 こまねはここで一度はなしを切る。なんだか禅問答のようなやり取りだ。 この人、こんなキャラだったっけ? まあ確かに”この程度で”無様な悲鳴をあげているようでは探偵の名折れではある。 彼女はすーと目を細めるとさり気なく水を向けてみる。 「ここは一つ手”~”とりあって見ます?」 返答は今回も即だった。 「お願いしたいところだな。”届く”ものなら」 そして続ける。 「ただ、とりあえずはお客さんの応対から始めることになるだろう。難儀な客のようだ」 その声に反応するように、部屋にあるステージの仕掛けが反応した。 ヨォーというかけ声がスピーカーから流れ、設置された両脇のボンボリ達が赤黒の点滅を繰り返す。 なんて人を不安にさせる悪趣味な作りなのだろう 作成者は間違いなく狂人だ。 そして何処か遠くでギギギと重い扉を開くような音。 Suhhhhhhhhhhhhhh……GAhと獣が唸るよう様な音。 こまねの聴覚は常人では感じとれないレベルまでずば抜けている。 聞きたくもないのに妙な音まで聞き取ってしまった。 そして『何か』が近づいている。 トントントントン。 比類して心臓が痛いほど跳ねている。なんだこのひとの心を掻き毟り凌辱しようとするような気配は なんだ。 なんだ。 あたしはこの気配を知っている。まさかまさか ートン ートン ートン ー ー ー ー ートントントン。 ” ーすとーんー ” そして『ソレ』は唐突に彼らの前に現れた。 身長約123cm。 白と黒のモノトーン。出来の悪いクマかタヌキのヌイグルミを思わせる外見。 紅く萌える瞳。 出来そこないのケモノのような歪なソレは過度に出来そこないでどこか凄く既視感があって出来そこないで出来そこないで 出来そこないでもうこないで。 『奴』はぽんぽこ腹を抱えて笑え声をあげると 呆然とする、こまね達の前で片手をあげ挨拶を繰り出した。 「ぐっどないとだぜ☆オマエラ~ ボク~『戮(リク)エモン』です~。」 … … …… すぅぅぅぅ 「「あうとぉぉぉぉぉxxxーーーーーーーーーー!!!!!(OUT 流石にそれは不味いだろという意味の英語)」」 一瞬の沈黙の後 閉ざされた空間に探偵たちの絶叫が響き渡った。 (イメージBGM的な何か) tp //www.youtube.com/watch?v=6Q0qy3hhvwk (間奏1分ほど オープンクレジット的な何か) ↑WIN 超ダンゲロス級三つ子“ケルベロス”ミツコ VS 超ダンゲロス級槍使い・黒田武志 ↓lose VS 超ダンゲロス級“La Amen” ラーメン探偵・真野事実 ↓lose ↑WIN 超ダンゲロス級”両替師”赤羽ハル VS VS 超ダンゲロス”清掃員”聖槍院 九鈴 ↓lose VS 超ダンゲロス級”よい子の帝王学”高島平 四葉 ↓lose ↓lose 超ダンゲロス級”豊満ピンク”エルフの元女騎士ゾルテリア VS 超ダンゲロス級”廃人” 偽原 光義 ↑WIN ↓lose 超ダンゲロス級”名探偵”偽名探偵こまね VS 超ダンゲロス級"かませいぬ”鎌瀬 戌 ↓lose ↑WIN 超ダンゲロス級”???”紅蓮寺工藤 VS超ダンゲロス級”有罪検事”内亜柄影法 ↓lose VS超ダンゲロス級”兵傘”雨竜院雨弓 ↑WIN 超ダンゲロス級”チャラ男”黄樺地 セニオ VS超ダンゲロス級”D&D”姫将軍 ハレル & 参謀喋刀 アメちゃん+98 (以下略シマスゴメンナサイ) ◆◆ダンゲロスSS3番外SS D・A・N・G・E・R・O・S R・O・N・P・A 『CHAPTER1:名探偵、負け犬達のサーカス』 ??? 「フハハハハハ、ボクはこの大会の運営者様なのだぁーーーーー」 このページのトップに戻る|トップページに戻る
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716. earth 2011/10/28(金) 00 21 37 憂鬱とは異なる火葬戦記ネタです。即興のネタですのでご容赦を。 西暦1948年、世界の半分がドイツ第三帝国の版図に組み込まれていた。 彼らの勢いは日を増すごとに増していき、それはインド洋、さらに太平洋にさえ及び始める。 「開戦も已む無し」 御前会議の席での陛下の決断から世界で残された数少ない自由主義国家であり、昨今、成長著しい日本帝国はドイツ第三帝国との 総力戦に突入することになる。 だがその過程を見ていた陛下は非常に心苦しい思いであった。 陛下自身の大決断の数々によって日本は『電算機』の向こう側にあるとされる『史実』と呼ばれる並行世界と違って、対米戦争を することなく平和を謳歌していたのだ。 その平和が崩れるというのは、陛下にとって苦しいものだった。 そして同時に、ドイツ第三帝国の史実以上の躍進は陛下にある確信を与えていたのだ。 そう、彼らもまた自分と同じように『電算機』、向こうの世界の住人から言わせれば『パソコン』を、それも向こうの世界と交信 することが出来るものを持っていることを。 ネタSS『今上陛下が某巨大掲示板に降臨されますた』 『それ』が現れたのは陛下が即位される前だった。 目の前に突如として現れた『それ』に、最初は驚いたものの、何かの声に導かれるように『それ』……『電算機』の使い方を 学んでいった。 そして、『いんたーねっと』に接続して情報を集めた結果、その果てに向こうの世界が自分達の未来の世界であることを陛下は 知った。勿論、日本帝国がこのままでは滅ぶことも。 陛下は苦悩した。だがこのまま指を咥えてみているわけにはいかない。陛下は向こうの世界で評判の良い軍人や政治家などと 密かに協力し、未来を変えるべく動き出した。 最初は失敗もあったが、向こうの世界の『掲示板』の住民の情報や意見を参考にした結果、この世界は変わり日本は豊かになると 同時に、対米戦争を避けることが出来た。 だが事態はそれで終らなかった。 ポーランド侵攻以降、破竹の勢いで進撃を続けたドイツ第三帝国は、イギリス本土を陥落させ、さらにソ連さえもウラル以東に 追いやった。 勿論、これを傍観することを良しとしなかったアメリカ合衆国は1943年にドイツに対して宣戦を布告。全力でドイツ打倒を 目論んだ。だがその結果は無惨なものだった。 ドイツ軍が開発した超重爆撃機が投下した原子爆弾によってワシントンDC、ニューヨークを含む東部主要都市の幾つかが 灰燼に帰したことで、アメリカの戦意は一気に崩れ、アメリカは呆気なくドイツと屈辱的な講和を余儀なくされることになる。 そして増長したナチスドイツは、太平洋にまで勢力を拡大しようと目論んだのだ。それもドイツは日本に対して屈服を要求した。 「『我が闘争』から、ナチスドイツが我々を対等な相手と見做していないのは明らかだ」 「中華民国はドイツと接近して、我々を挑発してきている。これ以上は放置できない」 「ドイツ討つべし!」 国内ではドイツ討つべしとの意見が強まった。 一方で陛下を含めた同志達は、このドイツの強さから、ドイツにも自分達と同じような存在が居るのではないかと考えた。 故に開戦には慎重な意見が多かったのだが大勢を覆すには至らない。 そしてさらに日本とドイツの戦争をアメリカ、ソ連、自由イギリス政府などが煽り立てた。ドイツの脅威を少しでも減らすためには 昨今、驚異の成長を続ける日本を利用するしかなかったからだ。 「海軍、陸軍はインドでドイツ軍を迎え撃ちます」 改大和型戦艦、改大鳳型空母を擁する連合艦隊が、五式中戦車などの強力な戦車を保有する陸軍戦車師団が次々に展開を開始する。 そして弾道弾を装備した伊400も行動を開始する。 日本とドイツ、この二大新興帝国の戦いの幕があけようとしていた。
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奥羽りんく@悪童同盟様からのご依頼品 『ある1枚のメッセージカード』 嬉しいなあ、嬉しいなあ。 とりどりのブーケと、その傍らに添えてある個性豊かな沢山のメッセージカードが、控え室代わりに使っている部屋のテーブルに、並んで幸せの色を形作っている。 挙式に当たっては、自ら親子ともなぞらえてくれた藩王からの言祝ぎも既に戴いた。 テーブルの上には、今でも楽しみに眺めるだけの目的で開かれている、ドレスデザインの数々が載った手製のカタログブック。式が無事に終わったなら、この中からお色直しで着るものを選ぶことも出来るかも知れない。 奥羽りんくはずっとにこにこしていた。 ちょっと贅沢かな、と、薄いリップの乗った唇が穏やかにたわむ。 バージンロードを歩き出せば、もう、微笑むだけではいられない。 だからこそ、今だけは。 思って、首を横に振る。 (ううん、これからずーっと!) 幸せに、浸りたい。 扉を開けてもらい、引き袖をつまんで、歩き出す。 道の向こうには彼が待っているはずだから。 /*/ 普段は近隣の住民だけが足を運ぶような、長椅子のささやかに連なっているだけの教会内を、飾り立てる事もなく、また、参列者で賑わわせる事もなく、粛々と準備は進められていた。 「きますかね?」 「来るね」 新郎と、立会人であるところの藩王が、言葉少なにやりあった。 相変わらずの無精ひげも、スマートに仕立てられた衣装とベレーのおかげで洒脱に見える奥羽恭兵。髪より少し濃い色に揃えられたおかげでよく馴染む縁取り・ボタンと、それによって鮮やかなデザインに切り出された純白が、光沢でやわらかに印象をまとめあげているためだろう。これから出てくる花嫁同様、衣装は今日というたった一日のためにあつらえられた、特注品である。 恭兵と対峙するところの悪童屋も、王たるに相応しい正装で、少し離れたところで控えている伴侶と共に、堂々たる威厳を放っている。流浪の遍歴を重ねたがゆえの、不思議に人を落ち着かせるところのあるような、風格を携えた王であった。 西国らしい乾いた空気も、厳かな教会内部までには入り込めぬらしく、しんと静謐が垂れ込めている。 その中での、やりとりだ。 敬虔なる祈りの少しでも天に届くようにと築き上げられたのかは解らないが、それなりに高い天井に囲われた空間には、よく、響く。 忙しなく実務的な会話を繰り広げる2人だけではなく、今日という日を取り巻くすべてについて、飄然とした老人がバージンロードの手前で花嫁に付き添いながらこう評した。 「まったくうるさくていかんね?」 困ったように笑っているりんく。 「こんな日にお呼びだてして、すみません」 お父様、と、最後に親しく呼び名を添えた相手は帝國の宰相である。 「新婚旅行ができるなら、デートチケットを贈るよ」 こんな日だからさ。人の価値は、土壇場でわかる。 そう、宰相は小揺るぎもせずに娘へ告げて、視線を教会中央の道の終着点である祭壇へと向けた。 晴れやかに射す、ステンドグラスより透かし流れる陽光が、空中の粒子さえも緩やかにしているようだ。 「ありがとうございます、お父様。あなたの娘で嬉しく思います」 宰相は優しく微笑んだ。 「さあ、いこうか。 今日のお前は本当に綺麗だ」 りんくの返事はわずかに通りが悪かった。 嬉しくて、顔が完全にはまっすぐに向けられなかったからだ。 秘書官として付き従い可愛がられた日々が、まぶたの内を、巡っていた。 /*/ 1年前の6月26日。 仕え始めたあの時には、もう既に、青森恭兵と出会っていた。 そうだ、二度目はここにいるスイトピーも一緒だったのだ。 子ども扱いされていた時期。 今となっては、それも懐かしくて暖かい思い出だ。 青森も、まだまだはしゃいでいた頃だった。 そういえば最近は昔のような悪戯をする事がない。 セクハラされたと勘違いをしてつねったり、みんなでじゃれあったり、 楽しいばかりの日々が続いた時代。 あの時の仲間は、自分と同じようにその時のACE達と親しくなっている。 今、悪戯の代わりに恭兵がしてくれるのは…… ふふ、と思い出しはにかむ。 昔っから恭兵はひっつくのが好きだった。 よく鼻の下を伸ばしていた。 今は抱きしめるのでさえ恥ずかしがるのに、 けれどもやっぱりくっつくのが癖になるほど二人きりの時にはひっつきあっている。 目を閉じれば、彼の匂いさえ思い起こせる。 誰でもない、ただ一人だけの、自分が落ち着く体臭だ。 秘書官になって、 オフシーズンになって、 同僚を助けに駆けつけたりもしてて、 恭兵を助けに行ったことも一度ではない。 心配もかけられたけど、 すごくいっぱいかけられたけど、 これからも、多分、きっとかけられるんだろうけど。 でも。 /*/ 「悪いな」 バージンロードのその果てで、向かい合ったまま恭兵は告げた。 くすんだ瞳がこちらを見つめている。 人の死を、本か雑誌よりも多く眺めてきた瞳だ。 人の死を、金によって通り過ぎてきた男の瞳だ。 相手の命だけを奪い、己の命を差し出さない、不公平な世界を生き抜いてきた、 そういう男の、優しい瞳。 巻き込みたくないと思っている居場所を見つめながらも油断をしない、 その事への詫びを告げる目だ。 優しいな、と思う。 このタイミングを望んだのは私なのに。 この人は、いつでも私を大事に見てくれている。 きっと、自分自身からでさえ、恭兵さんは私を守ってくれるのだろうと、そう思った。 「いえ。私こそ、無理を言ってごめんなさい、恭兵さん」 「俺の奥さんに勇気があることをはじめて知ったよ」 いつものようににやりとした口調ではなくて、真顔でそう返された。 誇らしいと、そう感じた。 目の前で指輪が取り出されていく。 それをじっと見つめながら、りんくはしっかりと答えた。 「ここで逃げたら、敵の狙いすらはっきりわからなくなってしまいますから」 …それに、早く恭兵さんと結婚式したかったのは、私のわがままです。 小さく続けながら、鼓動が高鳴り出す。 いよいよ教会内の静寂は二人を取り囲んで深まりを増していた。 /*/ ささやかに並ぶ長椅子の、その上にある影はたった三つきり。 新婦側、新郎側、そんな区切りさえもない。 地位の堂々たるに相応しい礼服と、その地位の背景に相応しい、伸びた背すじで彼らは祭壇を見守っている。 ぴんと張り詰めた空気。 洒脱でしかし軽薄のない、凛々しい装いで、新郎が厳かに告げた。 「いついかなる時でも、お前を愛す」 視線は決して互いの間から離れる事はなく結びついていて。 「いつでもなにがあろうとも、貴方を愛します」 新婦の小さな唇が、形を変えて、立てた誓いを送り交わす。 「死が二人を分かつまで」 恭兵が、強い意志を込めて言い切る。 「死が二人を分かったあとも」 応じたりんくの言葉に迷いはなかった。 彼女の世界で一番に愛しい人は、笑った後、そうだなと言って、 こちらが小さく差し出した手を、優しく掬い上げる。 覆うサテンの滑らかな質感を感じたのか、彼は確かそうにその感触を緩く握りしめ、 自分の世界で一番に愛しい相手へと、薬指に、指輪を差し嵌めた。 ウェディング・グローブ越しに、体温を感じる。 レース状に仕立てられた指の部分からは、きゅっと肌をわずかに締める、心に快い感触。 ふうわり艶やかに腰のところから広がったプリンセスラインのスカート、三段に分けられて美しく波打つそれを斜めに緩くもう一枚で覆っている花嫁の、二の腕までをも包んだ手袋や、マリア・ヴェール、花寄せられたチョーカーらを、最後に彩り完成させる、静かな輝きが、そこにはあった。 王をして一番と言わしめた、麗しいその御姿、 頬にはほんのりと朱が差し、次の、そして最後の儀式を待っている。 「40秒で終わる結婚でも、くいはない」 「ええ。時間は問題じゃありませんから」 笑って応じる彼女の前から、ゆっくりと靄のようにすべてを霞ませていたヴェールが上げられていく。 見つめ交わす瞳の距離が、すっ、と、限りなく近くなった時、 唇の表面に、やわらかな感触を得た。 目を閉じて、受け入れる。 長い長い、時を得る。 今までのすべてと、これからの全部を重ね合わせた、 それは言葉にならない瞬間の連続だった。 /*/ 『ここが、お前達の秘密基地ってやつか?』 -さっきから子ども子どもって…これでも20は超えてますよ! 『へえ その尻で』 /*/ 潮騒がフラッシュバックしてくる。 /*/ -お父さんに、なり損ねちゃいましたね 『まったくだ』 -青森さんなら、いいお父さんになれそうですけどね /*/ 広がる校庭、子供達の遊び回る遠い喧騒。 /*/ 『手に入らないものはまぶしく見えるもんだ どんなものも』 -手に入らないなんて、そんなこと……! 『それに背を向けるのが、まあ、おれが一番好きなことだな』 『思えばずっと、そうだった』 /*/ 体を揺らし続ける波とエンジンの震動。 初めて抱きしめた彼の感触。 /*/ -たばこのにおいがしますね 『火薬はにおうか?』 -んー……煙草のにおいしか、しません -あと、青森さんのにおいです 『お前は甘い匂いがする』 /*/ 波打ち際を、裸足で歩いて残した自分の足跡。 靴を持ってくれていた、隣を歩く彼の微笑み。 /*/ 『知ってるか? 俺はずっと、お前さんを子ども扱いしていた』 -それは、知ってましたけど… -私は、ずっと本気だったのに 『今でも悪い気がする』 『神様だかなんだかに、な』 /*/ 初めて訪れた彼の家。 何もない部屋に転がっていた、しなびた白い花束と指輪。 /*/ 暗い洞窟。飛び回る妖精。 襲い掛かってくる山のような黒い塊。 巨大な祭壇に横たわる、傷だらけの男。 /*/ 『……悪くない死後の世界だが……』 『お前までいるのは………』 -死んでません ほら、ちゃんと触れるでしょう? -一緒に、帰るんです 絶対、一緒に /*/ 迫り来る敵。 爆発。 天井から降る破片。 /*/ 『……嫌われていると思っていた』 /*/ マズルフラッシュ。 背後で響く、間断のない銃撃音。 /*/ -嫌いなわけ、ないじゃないですか -嫌いだったら、こんなところまで来たりしません /*/ 静かな病室。 うさぎの形に剥かれた林檎。 /*/ -どうしたら、私の本気をわかってもらえますか -貴方がいなければ、もうここにいる意味がないのだと 『それが分からないから、子供なんだ』 /*/ 皺の寄るシーツ。 /*/ 『乱暴だな』 /*/ 見上げてくる、くすんで冷めた鉄色の瞳。 /*/ -青森さんがわからずやだから -逃げないで、ちゃんと見て -私、ここにいる! 貴方が絶望するほど、遠いところにいない! 『唇までの距離が遠い』 /*/ 林檎の味の、キス。 /*/ 逞しい胸。 しがみついた首。 飛ぶように過ぎていく道程。 初めて呼ばれた名前の輪郭。 初めて呼んだ、名前の輪郭。 /*/ 『心の中ではずっと名前で呼んでたので気付かなかった』 -もう…心の中じゃ、私には聞こえませんよ -でも、今こうして呼んでくれたから、いいです 『伝わらないもんだな』 /*/ 息がかかりそうなほど近くにある、幸せそうな、彼の笑顔。 /*/ 『ずっと誰かと話すことを、忘れていたのかもしれない』 /*/ 目まぐるしいほどの幸せが、次から次へと過ぎていく。 引越しに気合が空振りして照れる恭兵。火がつきそうなほどの一杯のキス。夜風のなびくバルコニー。タキシード姿の恭兵と、また、キス。一緒に戦場を駆け抜けて、銃を並んでぶっ放し、抱きかかえられて逃げた地獄。助けられた先で助けに行って、彼の首筋をむきになって消毒した。痩せた彼と、またキス、キス、抱きあい、またキスしかける。ポケットに忍ばせてもらった、自分の写真が載ったお守り替わりの本。みんなで祝ってもらったバースデイ。新しく増えた、二人の家族。 幸せばかりじゃないけれど、隣には、いつも彼がいてくれた。 そしてゆっくりと、幸せが、いつもの事になっていき。 どんどん距離が縮まって。 思いがついに、満ちた時。 もっと一緒になろうと、そう願った。 そして今、 /*/ もどかしいくらいに、 いとおしいくらいに、 長い長い、キスの後、 /*/ その日その時その瞬間、 /*/ 奥羽りんくと奥羽恭兵は、 /*/ 幸せな夫婦になりました。 /*/ それから先、宰相を狙ってやってきたセプテントリオンに、屋根が吹っ飛ばされたり、格好良く新郎新婦が刺客の銃を撃ち落したりした事は、まあ、宰相からの娘に対する100マイルの新婚旅行プレゼントと同じぐらいの余禄であって、 飄々と敵を逃がしてやった『お父様』や、 威勢良く飛び込んできて企画を請け負った旅行社社長、 事の成り行きを見守っていたもう一人の父親、悪童屋さんでさえ、 今日のところは余禄でして。 美しくも可愛らしい小さな花嫁さんと、とっぽくも照れ屋で寂しがり屋で不器用な新郎さんへ、控え室に並んだ一杯のメッセージカードと一緒にここより言葉を差し上げます。 ご結婚、おめでとうございます。 いつまでも、いつまでも、お幸せに。 二人の未来に、祝福あれ! /*/ ●秘宝館SS:『ある1枚のメッセージカード』 /*/ 署名:城 華一郎(じょう かいちろう) 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) こんなに早く書いていただけるとは思ってもみませんでした! 素敵すぎるSSに顔がにやけてしまいました。いろいろ思い出したりして楽しく読ませていただきました。いつも素敵に書いていただきましてありがとうございます! -- 奥羽りんく (2008-06-02 00 48 44) 名前 コメント ご発注元:奥羽りんく@悪童同盟様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=707 type=673 space=15 no= 製作:城華一郎@レンジャー連邦 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1169;id=UP_ita 引渡し日:2008/06/17 counter: - yesterday: -